介護施設の入浴介助は天然サウナで汗だく【水分補給を忘れずに】

すのナース日記
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こんにちは(^^)すのです。いつもありがとうございます!

介護施設で働くゆるふわナースです。

介護施設で働くナースの日常を少しでも知っていただけたらと思い、

実際の仕事での出来事や、印象に残ったことを日記として書いていこうと思います。

 

すのナース
すのナース

今日、私はお風呂当番の日でした。

私の勤務する施設は、ナースも介護士と平等に入浴介助の当番が回ってきます。

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夏の入浴介助は命がけ

今日も残暑厳しく、朝から汗がじんわりと滴る暑さでした。

今日は週に1〜2回回ってくるお風呂当番の日。特に今日は、月曜ということもあって、入浴される方も多いです。

暑い日の入浴介助は、浴室がサウナ状態で、水分補給は欠かせません。

冷房をガンガン効かせると、入浴している裸の利用者は寒いので、冷房も緩やかな温度です(汗

 

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お風呂は2種類

私の勤務する施設は、一般浴と機械浴の2種類があります。

一般浴

家庭にあるものとほぼ同じ浴槽のお風呂です。

浴室は手すりや滑り止めがついていて、高齢者でも安心して入りやすいような仕様です。

基本的には、自分で歩ける人や浴槽の出入りができる人が対象になります

 

特殊機械浴

施設によって、形は様々ですが、大体どこも、このような感じのものが多いと思います。

これ、椅子が外れ、車椅子みたいに移動できます。

車椅子などの歩く事ができない人や、体力がない人など自分でお風呂に入る事ができない人は、こちらの入浴になります。服を脱いで、椅子に座ったら、座ったまま椅子ごと移動し体を洗い、椅子ごと機械にセットされお湯が出てきて体を浸ける事ができます。

 

今日の私の担当は機械浴

はい、機械浴担当は、正直体がしんどいです

機械浴に入られる方は、着替えも自分でできませんので、体を支えながら服を脱いだり着せたりします。

そしてこの移動する椅子も、結構重いです。さらに利用者が乗ると重さ倍増!私の体系は小柄で細身なので、こういう力仕事は結構辛いです。

今日利用されたAさん(男)は、最近活気がなく、日中も眠ってばかり。血圧も安定しませんが、特にこれと言った訴えもないので、病院に行っても様子をみてくださいとのこと。

今日は朝から、原因不明の手の震えがあり、意識もぼーっとしています。

Aさんは車椅子で、普段なんとか自分で立つことはできますが、今日は全く力が入らず、大きな体のAさんを支えながら入浴介助しました。

精神疾患もあり、その薬の副作用かな?とも思い、病院へは家族が連れて行くので連絡しましたが、なかなか動いてくれずそのままな感じです。

入浴中も無意識に手の震えがくるので、震える自分の手を見つめながら「自分の手じゃないみたい、気持ち悪い」とつぶやいていました。

そんなAさんに私は、どうしてあげることもできず、ただ訴えを聞き共感するだけ。

しかし、話をゆっくり聞いてあげるということも、一つのケアになります。とにかく、施設の利用者は寂しい方が多いです。自分の話をゆっくり聞いてくれるという事がどれだけ喜ばれるか。

Aさんは、入浴後も活気のない表情でしたが、それでもAさんなりに一生懸命な笑顔で「ありがとう」と言ってくれ、こういう所につくづく介護の仕事のやりがいがあるんだろうなぁと感じました。

さて、本日の入浴は機械浴を私一人で6人入れて、午前が無事終了しました。

お腹もぺこぺこになりお昼ご飯が美味しかったです。