第22回ケアマネ試験は台風で荒れ、ケアマネ研修はコロナでも荒れる!【どうなってるの?】

ケアマネへの道
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

私は第22回ケアマネ試験に合格しました。

 

この回は、呪われているのかな?

 

と思うほど、試験の時から、波瀾万丈で、受験者はハラハラドキドキの年になったと思います。

なかなか貴重な体験だと思いましたので、まとめてみました。

 

 

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ケアマネまでの長い道のり

そもそも介護支援専門員(ケアマネージャー「以下、ケアマネ」)になる為には、数々の試練を乗り越えなければいけません。

他の資格と違い、試験に合格したからと言って、すぐにケアマネになって業務につけるわけではないのです。

 

しかも、試験は今や合格率10%台という超難関。

まず試験に合格することが難しいです。

 

 

 

無事試験に合格できても、ここからが大変!

ケアマネになるには「介護支援専門員実務研修」を受講しなければならないのです。

 

この研修が実はとても大変で、合計14日間の研修と、さらに実際の居宅介護支援事業所に「見学実習」に行かなければならない、合計17日間の研修があります。

 

さらに、この期間中に、身近にいる実際の要介護者を一人決め、その方のケアプランを作成しなければならないという大きな課題のおまけ付きです。

 

そして研修の最終日には、またまたミニテストがあり、やっと終了になります。

 

このテストは合格点が取れなくても、資格取得には関係ないようですがやはり最後まで気が抜けません。

 

ここまで達成するには、自治体によって違いはありますが、大体5月か6月ごろまでには、研修を修了し無事にケアマネとして登録することができるのです。

 

ケアマネ研修受講期間は、ほとんどの人が勤務と平行な為に休みなしでしんどい

ケアマネ研修(実習を含む)17日間を春までにこなすには、自治体によりスケジュールが異なりますが、大体毎月、月に4日ほど研修に割り当てられます。

そして、ほとんどの方が、何かしら仕事をしながら受講する方が多いので、有給休暇や公休を使って受講します。

 

ケアマネ研修を勤務扱いにしてくれる、太っ腹な職場はなかなか無いようです。

 

正社員だと、おそらく月に公休が8日の所が多いでしょう。

そのうち毎月、4日研修に取られます。

ということは、月に残り4日しか休めません。ケアマネ研修中は、週休1日となります。

 

とは言っても、研修って話聞いてるだけで楽そうじゃない?

いやいや…

ケアマネ研修は朝9時ごろから夕方6時ごろまで、みっちりお勉強です。

1科目3時間座りっぱなしですよ?

 

すのナース
すのナース

難しい話を3時間座りっぱなしで聞くと、腰や膝が悲鳴を上げてきます。

 

時々、グループワークや質問や発表などでマイクが回ってきたりもするので、おちおち居眠りすることもできません。また毎回、ミニレポートの提出もありますので、研修はきちんと聞く必要があります。

 

それで、週休1日とか、普段の業務の疲れと、研修の疲れなんて取れるわけありません。

 

ほんと、ケアマネ研修は心身共に大変な研修となっています。

 

 

第22回ケアマネ試験は台風で荒れる→3月再試験→コロナで再中止のところも…

 

 

上記記事に詳しく書いていますが、この回はちょうど強力な台風19号が直撃しまして、ケアマネ試験が延期になった都道府県もありました。

 

関東や東北地方で中止の判断が出されました。

 

試験前日まで、受験生はハラハラしていて、常にネットで情報を追っている状態でした。

幸いにも、私の県は台風の影響は少なく、予定通り実施となりました。

 

 

➡︎この時中止になった県では、2020年3月8日に再試験となりましたが…
3月にコロナウイルス拡大により、再び試験中止の県もあり、今年の受験を断念する人も続出

 

 

ケアマネ研修はコロナウイルスで荒れる

無事、ケアマネ試験に合格した人は、次なる研修を受け、あとは晴れてケアマネになる事を夢見て研修を受講していました。

 

が、しかし!

 

世界的にコロナウイルスの感染が拡大し、日本でも公立学校の休校や、各種イベントの中止、不要不急な外出は避けるよう注意喚起。

前代未聞のコロナショックです。

 

この事態を受けて、当然、大人数が集まるケアマネ研修の開催の是非も問われました。

 

いま現在で、研修の休止に踏み切った都道府県もあります。

 

また、休止にはなっていないけれど、感染のリスクから、自主的に今年の研修を辞退し、来年に延長する方も出てきています。

 

そんなこんなで、ケアマネ研修も荒れに荒れています。

 

 

ケアマネ研修は自治体によって、コロナ対応がまちまち

ケアマネは国家資格ではないので、管轄は各自治体になり、対応は都道府県によって様々です。

 

こういう、不測の事態が起こってしまうと、対応もまちまちになってしまうので、受験生からすると、不公平になってしまいます。

 

3月の再試験を中止した県の中でも、受験料を返還する所と返還しない所などもあるようで、明らかに不公平ですね。

この辺は、今後の課題として足並み揃えてもらいたい所です。

 

 

まとめ

第22回のケアマネ試験〜研修は、台風やコロナ感染など、前代未聞なトラブルが立て続けに起きてしまい、受験生や研修生は不安な日々を送っています。

人為的なことではないので、こればかりは仕方のない事ですが、資格がないと今後の仕事に困る人もたくさんいると思います。

こういう時は、色々マイナスな情報がネット上で増え、情報に振り回されることも多いですが、常に正しい情報に目を向け対応することが一番大切です。

研修が休止になった人は、自宅で少しでも再研修に向け勉強し、予定通り研修中の方はあと少しですがしっかりと頑張っていきましょう。