こんにちは(^ ^)
介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。
介護の仕事を始める新人は、期待と不安を胸に入社されると思います。
介護の世界だけに限ったことではありませんが、誰しも最初は悩みや苦労があるものです。
今、これを読んでいるあなたも、何かしら悩みにぶつかってここを読んでいるのでしょう。
悩んでいるのはあなただけではありませんよ
新人介護士に多い悩みを書きましたので、参考になればと思います。
人間関係が難しい
人間関係の悩みは一番多いのではないでしょうか。
介護の仕事はチームワークが大切です。
介護職員のみならず、時には医師や看護師などの医療スタッフなどとの連携も大切です。
人間関係が良好でないと、仕事が上手く回らず、利用者へのケアにも影響してきますよね。
人間関係といっても、色々な関係がありますので少し分けてみました。
職員同士が仲が悪くイジメや足の引っ張り合いがある
どこの職場でも、ターゲットを決めてイジメたり、悪口を言いふらしたりと、意地悪な人がいます。
そういう人とは関わらない、距離を置くことが一番ですが、新人の場合なかなかそれもできず巻き込まれてしまう場合も多いです。
そんな職場に嫌気がさして辞める人も多いです。
またあなたがターゲットにされている場合、もっと辛いですね。
辞めたいなぁ、辞めようかなぁと思ったら、直接対決するのは難しいので、辞める前に上司に相談しましょう。
介護施設はどこも人手不足です。
職員を大切にしない会社はダメな会社です。
ストレスが爆発する前に、まずは上司に相談し、それでも改善しなければ、あなたが病む前に転職を考えても良いでしょう。
お局など意地悪で逆らえない人がいる
どこにでもいますね、お局様。。
怖いですね(汗
理不尽な指示を出してきたり、新人を試すような仕事をさせたりと、とにかく性格が曲がっています。
タチの悪いことに、周りのスタッフも新人を守りたくてもお局には逆らえないので、見て見ぬふりをするのです。
また介護の知識も昔のままで更新されていないことも多く、いつの時代の介護?と思うことも多々あります。
お局のマイルールから外れると陰口のターゲットになるので、誰も口出しできません。
この場合も、あなたが立ち向かうことは困難だと思いますので、まずは上司に相談しましょう。
ただし、上司もお局に丸め込まれている可能性も多いのでその場合はより難しくなるでしょう…
お局は上層部には良い顔するからねぇ〜
上司に不満がある
上司も当たり外れがあり、必ずしも上の立場だからといって、みんながみんな優秀な人ではありません。
よく言われるのが威圧的な態度をとる、いわゆる「パワハラ上司」です。
パワハラは本当に相手を萎縮させてしまう許せない行為です。
これでは、上司とのコミュニケーションも取ることができず、決して良い職場とは言えないでしょう。
また、その逆で、何を相談しても、のらりくらりと話をかわす「頼りにならない上司」もいます。
上司は選ぶことができませんが、他の部署への異動をする事で解決することもあります。
また、他の職員が一致団結して、上司や、上司の上司に直訴をする手もあります。
介護に対する理想と現実のギャップが大きく、思っていた仕事と違う
介護の仕事を始める時、いろんな理想を胸に飛び込んだ人も多いはず。
- 笑顔で車椅子を押し、天気の良い公園で昔の思い出話を聞きながらお散歩…
- 夜ご飯のメニューを決め、一緒に仲良く料理をする
- 入浴の手伝いでは、ゆっくりと楽しく話をしながら背中を流す
などなど、お年寄りとゆったりと触れ合う介護。
しかし、いざ現場に入ると、毎日毎日おしめ交換や、食事介助、尿や便で汚れた服の着替えや洗濯と、思っていた理想とは大きくかけ離れたルーチンの仕事ばかり。
おまけに車椅子への移乗介助で腰を痛め、人手不足から来る忙しさで、ろくに休憩も取れずクタクタ…
あれ?思っていた介護と違うなぁ。
と思ってしまいますね。
これはもう慣れるしかありませんね。
介護は高齢者の生活を支えることが仕事なので、現実はそんなに面白いこともありませんし、毎日毎日笑顔で楽しい事ばかりでもありません。
どちらかというと、しんどい事の方が多いように思います。
ただ、そんな毎日の中でも、利用者からの「ありがとう」の一言で頑張れる部分も大きいのも確かです。
認知症の高齢者への介護の難しさ
介護で避けて通ることが出来ないのが、認知症の高齢者です。
認知症がない人の介護でも大変なのに、認知症がさらに加わると難易度は上がります。
時には、引っかかれたり、殴られたり、噛み付かれたなんて事も聞きます。
相手がいくら病気だと分かっていても、やっぱり凹んでしまいますね。
私も、何年も介護をやっていますが、認知症の方への介護はまだまだ分からないことが多く、勉強中です。
認知症を理解できれば、なぜそういう行動になるのか?という根拠が少しでも分かるようになり、ストレスは軽減するでしょう。
また認知症の方への接し方も、コツがあります。
こちらの接しかたによっても利用者は変わります。
サービス残業が多いなど給与が割りに合わない
人手不足が慢性化し、業務が時間内に終わらない事も多いでしょう。
サービス残業が常態化している所は要注意です。
残業もそうですが、休憩も毎日取れないとかなりのストレスになり疲弊してしまいます。
この場合は、上司に掛け合ってみましょう。
それでも改善しない場合は、労働局に相談してみるのも手です。
とにかく人手不足で忙しく、ろくに指導もしてもらえず独り立ちをさせられる
入社して、1、2回見学しただけで「あとはよろしく」と任される所があります。
介護はとにかく人手不足で、新人教育をしっかりする時間も人手も足りない所も多々あります。
即戦力を求められることが多いです。
そのため、ろくに指導もしてもらえず、いきなり現場に入らされ、失敗したら叱られる…
理不尽ですよね?辞めたくなりますよね?
介護業務は命に関わる事も多いです
あなたが失敗して、利用者が怪我をしたり、亡くなる事もありえます。
分からないことは「分かりません」「出来ません」と言いましょう。
意外と先輩達は「言わなくても出来るだろう」と思い、任せてる場合も多いのです。
「分からない」と言われれば、教えてくれるはずです。
先輩達は、介護が命に関わることは知っています。
これで、教えてもらえないような職場なら一度考え直す必要もありそうですね。
新人介護士の悩みまとめ
介護士だけに限ったことではありませんが、新人に悩みは付き物です。
悩みの中でも、特に多いものを挙げてみました。
- 人間関係の悩み
- 介護に対する理想と現実のギャップ
- サービス残業など給与が割りに合わない
- 新人指導をしてもらえず即戦力を求める
とにかく、困ったことや悩みは上司に相談しましょう。
そして悩みを克服し、あなたが介護の世界で、この先も働いていきたいのであれば、資格を取得したり、介護の勉強を積み重ねていくことが大切です。
新人時代に分からなかったことが段々と分かるようになり、介護の仕事の楽しさややりがいが見えてくるでしょう。