介護施設で働く私が、介護の仕事は面白い!と感じること【だから介護はやめられない】

介護施設の看護師
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

 

介護の仕事って大変そうなイメージがあるけど

 

確かに認知症の高齢者の介護など、心身共に大変で辛いことも多いよ

 

よく頑張ってるね〜。僕なら続かないかも(汗

 

でも、介護の仕事はやればやるだけ、面白いこともたくさんあるからやりがいにも繋がっているよ

 

ヘェ〜、介護って面白いこともあるんだね

 

 

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介護の仕事って、どんなイメージ?

介護の仕事と聞いて、あなたがイメージする事は何でしょうか?

おしめ交換、お風呂やトイレの手伝い、食事の介助、掃除や洗濯など身の回りの世話…

おそらくそんなイメージがあると思います。

 

私も、介護の世界に入るまでは、汚くてキツイ仕事ばかりだと覚悟していました。

もちろん厳しい仕事も多いです。私は看護師なので、ある程度は慣れています。

しかし治療目的の、退院すればさよならの病院とは違い、介護施設は利用者の生活を支える場所です。

24時間365日、利用者の生活に関わる仕事なので、未経験で介護士になる方は仕事についていけず、長く続かない方もいます。

介護の仕事=大変

そんなイメージだと思います。

 

 

介護施設で働く私が、介護の仕事は面白い!と感じること

介護の仕事はシンドイと言われていますが、そんな毎日の仕事の中でも「介護って面白いなぁ」と感じることがあります。

介護って面白いんです!

働き始めの時は気づかなかったことが、利用者と関わっていくうちに「あ、面白いかも」とどんどん深みにハマっていきました。それがやがてやりがいに変わっていきました。

おそらく、介護の仕事をしている人は共感できることもあると思いますよ。

どんなことに面白さを感じるのか、私が感じた事を書いていきます。

 

利用者に関わった分だけ結果が出る

介護の仕事をしていて、身に染みて感じた事は「人は関わった分だけ結果が出る」という事です。

 

気難しいおじいちゃんは、いつもぶっきらぼうで、こちらの声掛けに反応せず知らん顔。それでも毎日諦めず、笑顔で声をかけ続けていたら、ある日ボソッと「おはよう」と返してくれた時は心の中でガッツポーズです。

また、もともと食の細いおばあちゃん。体調を崩し寝たきりになってしまいました。食欲も体力も低下していきます。医者ももう寿命が近いのだろうと、看取りの宣告をしていました。

それでも介護は諦めず、スタッフは何ができるのだろうと皆が話し合い、気づいたら声をかけ、一口づつでも好きな食べ物を口に運んであげて介護を続けていました。

すると少しづつ表情に笑顔が戻り、自分で食べることができるようになり、今では自分で車椅子を漕いでホールまで出て来れるようになりました。これにはスタッフも家族もびっくりして、とても喜んでいました。

自分たちも介護の力ってすごいなぁと再確認し、今のやりがいにつながっています。

 

 

対人として利用者と信頼関係が気づけた時

上記の話とつながりますが、難しい認知症の利用者もたくさんいらっしゃいます。

コミュニケーションが難しく、スムーズに意思疎通が出来ない人もいます。

それでもこちらは、その人の生きてきた歴史や趣味嗜好を調べ、注意深くコミュニケーションを取っていく事で信頼関係が築けた時は、心の中で「やったー!」と思います。

こそっと耳元で「いつもありがとうね」と言ってもらえるだけで、介護やっててよかった〜と感じます。

 

色んな人生経験が聞ける

利用者は80〜90代の方も多く、自分の倍以上生きてきた大先輩です。

その方々の、人生経験の話や昔の事をよく聞きますが、純粋に面白いなぁと思います。

 

今のシワシワなおばあちゃんの姿からは想像できないような、若い時よくモテて3回結婚した話や、ヨボヨボのおじいちゃんが、家族を捨てて単身で車で日本一周した話、食糧難で苦しかった時の話など、どれも感慨深い話です。

そんな方からたまに、人生についてのアドバイスのお言葉をいただく事もありますが、ただの老人のお節介と取らずに、大先輩からのお言葉として聞くことができるのは、介護の仕事をしているおかげだと思っています。

 

利用者の人生の最後に寄り添う

当然ですが、介護の仕事に携わると、必ず命の終わりがやってきます。

利用者の人生を締めくくる最後の大切な時間に、寄り添い関わることができる事は、本当にかけがえのない時間です。

これを面白いと言っていいのかどうかわかりませんが、こういう経験をどんどん積み重ね、また他の方の看取りに生かし、安らかに看取る事ができた時は、とてもやりがいを感じることができます。

他のどんな職業にもない、やりがいだと思います。

 

介護技術が身につく

介護技術とは、おしめ交換の方法や、寝たきりの方をベッド上で着替えさせる方法や、車椅子からベッドに移動するなど、書いていけばキリがないですが、介護における様々なテクニックです。

また認知症の利用者とのコミュニケーションや、体調不良者への対応も介護技術の一つになります。

そのような技術が、知らず知らず経験を重ね身についていき、昨日できなかった事が今日できるようになっていくと、自分の成長を実感し、やはり介護の仕事は面白いなぁと感じます。

 

 

まとめ

介護の仕事は大変だというイメージがあります。

よく、「大変な仕事よくやってるね〜」なんて言われる事がありますが、介護の仕事は大変さの中にも、「面白い」事もたくさんあります。

「面白い事=やりがい」に繋がっていきますので、おそらく私はこれからもこの仕事を続けていくと思います。

やりがいを感じる事は人それぞれですが、介護の仕事をしている人は皆、大変な仕事の中にも、何かしら面白いと感じる事があり続けているのです。