看護師は、応急処置のできる「介護士」ではない

介護施設の看護師
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

今の介護施設に働き始めて、半年になりました。

半年も勤めれば、業務にも慣れ、余裕も出てきます。

その反面、内部の事もよく分かってきて、愚痴もポロポロと出始めてきました。

その中でも1番の不満は、上層部が看護師を看護師として扱ってくれないという事です。

看護師の専門性を理解せず、介護士の延長としか見ていない。その事に一番憤りを感じています。

当然ながら、そんな施設には他職種連携などという言葉は皆無です。

あぁ…お先真っ暗。

 

すのナース

今日は、単に愚痴になってしまいます(汗

結構、他の施設でも良くある事かもしれないねぇ

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介護施設での看護師の仕事の一般的なイメージ

介護施設での看護師の仕事といえば、一番に思い付くのはどんな事でしょう。

利用者の健康管理、突然の体調不良への対応、怪我などの応急処置、薬の管理。

こんな感じでしょう。介護士では対応できない、医療に関する業務が思い浮かぶでしょう。

あと、病気に詳しい人。ってイメージですね、おそらく。

介護士の仕事に、プラスαの業務が出来る人。そんなイメージだと思います。

看護師は、応急処置のできる「介護士」ではない

看護師も介護施設では、介護業務はなんでもできます。

おしめ交換、入浴介助、トイレ介助、食事介助など身体介助も、できないことはありません。

会社の規則で、看護師も介護士と同じようにケアに入るよう決まっているなら、それはもちろん従います。私は普段、介護士と同様にケアに入っています。

しかし、転倒や体調不良者が出ると、途端に看護師として動きます。応急処置や、病院対応で動きます。そして、その件が落ち着いたら、また介護士の一人として、潜ってケアします。

都合の良い時だけ「看護師さ〜ん!」と呼ばれ、普段は看護師の気配を消さねば、介護士から「看護師ヅラをしている」と嫌な顔をされる。理不尽な職場です。

まるで、便利屋です。

看護師の専門性を知らない上層部

厄介なのが、上層部も便利な介護士としか認識していないと言うこと。

看護師の専門性を理解していない。怪我をしたら消毒してガーゼをするのが看護師の仕事としか思っていないのが、がっかりすぎる。。

新入居者の判定会議に看護師が呼ばれない、退院のカンファレンスにも呼ばれないのが、そのことを証明しています。

利用者家族が、利用者の持病やお薬について相談してくるのが、経験年数が多いだけのお局パート介護士。看護師は看護師として紹介されていないから、家族からも看護師の認識をされていない。ただの介護士扱い。

看護師のアセスメント能力をもっと使って欲しい

応急処置はできますよ、もちろん。

しかし、看護師はもっと深い所で広い範囲で利用者を考えています。

家族歴や、住んでいる環境、病気のこと、趣味嗜好など全てを把握し、そこからどのように介護をしていくのかアセスメントをしていきます。

飲んでいる薬も、副作用まで理解していますよ。前も同じ症状だったから、その時の残ってる薬を看護師に相談なしに飲ませたりしないで下さい。あの時と同じ症状だから同じ病気だと診断する事が許されるのは、ドクターのみですよ?

感染予防に関しても、専門知識から施設全体を守る知識があります。

コミュニケーション能力も高いですよ?学生の時から、看護技術として勉強していますから。認知症の方へのアプローチに困ったら相談して下さい。

もう少し看護師を頼りにしてくれたら、利用者も幸せになれると思います。

 

介護と医療の間で、看護師の葛藤も色々ありますが、それでも看護師は尊い仕事だと思っていますので、自信を持って頑張っていこうと思います。

こんな愚痴を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!