入浴介助する際に、介護士が準備するべきもの【必須アイテム】

介護の現場
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

介護士の仕事の一つとして、利用者の入浴をお手伝いする「入浴介助」という仕事があります。

一旦、入浴が始まると利用者から目を離す事ができないので、忘れ物などあった場合慌ててしまいます。

その為には、忘れ物などないよう事前の準備をする事が大切です。

また初めて入浴介助をする方も、何を準備したらいいのだろうと、悩んでいる方もいると思います。

すのナース
すのナース

入浴介助に入る前に、準備するべきものを挙げて見ました

 

 

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介護現場における入浴介助

介護の現場での入浴は一般浴・リフト浴・機械浴・チェアー浴などがあります。

高齢者の身体の動きや状態に合わせて、入浴形態を決めていきます。

施設によって対応が違いますが、大体は1人もしくは2人程度で入浴介助を行います。

 

 

 

介護現場で入浴介助する際に準備するべきもの

入浴介助に入る前に、準備物をまとめてみましたので確認しましょう。

水分補給のための水やお茶

入浴介助はとにかく肉体労働です。冬はともかく、夏の入浴は地獄のような暑さで、汗だくになり熱中症になりかねません。

入浴介助する際には、必ず水分補給ができるようにお茶や水を用意し、手が空いたらこまめに水分補給するよう心がけましょう。

 

速乾性の上下服と履物

入浴介助では、介助用の服を準備しましょう。

お勧めとしては、薄手の速乾性のあるTシャツと短めのズボンが主流です。

また入浴介助用に、エプロンを用意している施設もありますので、好みによって使用しましょう。

ただ、濡れた身体の利用者さんを抱えたりすることもあるので、できるだけ身軽な方が良いです。

現在では撥水効果のある介助用のシャツもあり、私も利用しています。

これだとびしょ濡れになる事なく、お洗濯も楽々ですよ。

 

 

靴は、クロックス型のサンダルや、長靴を使用している人が多いです。

履物も忘れないように用意しましょう。

 

 

介助用の手袋

入浴介助の際、手袋は必要か?という議論が、時々されますが、私は絶対に手袋は必要だと思います。

このことは以前記事にしましたので、こちらを参照にしてみてください。

利用者ごとに、取り替えて使用しましょう。

 

 

時計

入浴介助は時間配分が大切です。複数人を入れる場合は、一人頭にかける時間を意識しないといけません。

時間がかかりすぎると、次の人にずれ込んでしまい、食事の時間にかかってしまったり、最後の人が待ちくたびれてしまったり、入浴後のケアに影響し他のスタッフに迷惑をかけたりしてしまいます。

また、心臓が悪い人や他の病気で、体に負担をかけないためにも、入浴に時間がかけられない人もいます。

そのためにも、目の届くところに時計があった方が良いでしょう。

 

 

利用者が使用する軟膏

高齢者は皮膚が弱く、また乾燥しやすいので、入浴後に軟膏や保湿剤を塗る方も多いです。

まず入浴前に、誰と誰が軟膏が必要か確認し、必要な軟膏類は入浴後すぐに塗れるように準備しておきましょう。

準備を忘れてしまうと、軟膏を取りに行く間、利用者が裸のまま待たされ、寒い思いをさせてしまうこともありますので気をつけましょうね。

 

準備物以外に利用者の体調や病気の確認を

お風呂はリラックスする場所ではありますが、事故が起こりやすい場所でもあります。

入浴前に必ず利用者の状態を把握して、その状態や状況に応じて入浴方法を考えていきます。

一般的にはこれまでの生活習慣、留置カテーテルの有無や感染症の有無などを留意した上で、入浴方法を選択していきます。

また、居室や脱衣場との温度差がないように温かくしておきます。

極端に寒いと血圧の上昇につながる為です。また、長風呂も、血圧が低下し意識障害に繋がる恐れがあるため、注意が必要です。

感染予防のため、入浴の洗身に使ったタオル等は利用者毎に必ず交換します。入浴中にお湯が汚れた場合には必ず交換します。入浴後は必ず浴槽や洗面器等の洗浄、消毒を行い、感染予防を心がけましょう。

 

まとめ

介護施設では入浴介助の仕事があります。

初めての方や、慣れている方でもつい油断して準備物を怠ると、利用者に迷惑をかけてしまったり、段取りが狂い後々のケアに影響してしまうこともあります。

また、入浴介助は肉体労働のため、自分の身もしっかり守るよう、水分摂取にも気をつけましょう。

また、準備物同様に、入浴前の環境や体調にも注意し確認しておきましょう。