こんにちは(^ ^)
介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。
介護施設ではよくある、職員の人間関係の悩み。同じ職員同士でトラブルがあると、職場に行きたくなくなる程、嫌な気持ちになってしまいます。
先日、私の職場でもトラブルがありました。その時にふと思ったのが、介護は「人の気持ちに寄り添うプロ」なのに、どうして一番大事にしないといけない職員の気持ちには、寄り添うことができないのか?
寄り添うことの意味は勉強してわかっているはずなのに、どうしてあからさまに嫌な態度をとるのか?高齢者にしか寄り添うことができない一種の病気なのか?と色々考えました。
その時考えたことを、まとめて行きたいと思います。
寄り添う介護とは
利用者の気持ちに共感し、利用者のできる事や、やりたいことを尊重しサポートしていく事です。介護者主導ではなく、あくまで利用者本人の気持ちを大切にします。
利用者がのんびりな場合、こちらが先導するのではなく、利用者が自分で出来るまで見守り待つ事も寄り添う介護の一つです。
そして利用者の様々な思いに共感し、受け止める事も大事です。心穏やかに同じ空気を感じながら、同じ時間を過ごし、利用者の言葉や仕草から気付きを得て、利用者を理解しケアに生かして行きます。
なぜ寄り添う介護を目指している人が、同じ仲間には寄り添えないのか
相手の気持ちに共感し、受容するプロなのに、なぜ職員の気持ちはわからないのでしょうか?原因を考えてみました。
仕事だけの顔
仕事とプライベートを完全に割り切っている人です。しかし、職員間の人間関係を円滑にするのも仕事の一つだと思うのですが、そういう思考の人は、「高齢者に触れ合う介護の時間」しか仕事と思っていない人が多いです。
職員には興味ない
他人に寄り添える人は、相手が何を考えているのか、常に考えながら行動しています。
しかし寄り添えない人は、相手の発言に興味がないため、相手の気持ちを考えずに行動します。興味がないので全く他人は無関心です。
人の気持ちがわからない人は、相手の意見に聞く耳を持たないので、気遣いや配慮をしません。
職員の優しさや配慮を当たり前だと感じている
相手の優しさや配慮を当たり前と思ってしまうと、それが当然の事となるので気を使いません。
人の気持ちがわからない、考えないということにつながるでしょう。相手の気遣いを当たり前と思うなら、上から目線で見ているようにも感じます。
周囲の人の気遣いや対応が「標準」だと思ってしまい、自己中心的に物事を見ていることになリます。
協調性がない
介護の仕事は1対1ですが、職員同士となると、多数の付き合いになります。
協調性のない人は、他人のペースに合わせるのが苦手ですし、必要性すら感じていません。なので利用者にはyりそえますが、多勢の職員になると付き合いが難しくなるのでしょう。
空気が読めない
周囲の人を考えられない自己中心的な人の行動のひとつです。周囲の人や周りの人の気持ちを考えることができないので、思ったことをそのまま口に出してしまうことで、嫌な思いをさせることがあります。
それが人前であれば、気まずい思いをする人がいることも考えないので、人の気持ちがわからないと言われてしまうのです。
仲間の職員に寄り添えない人が改善する方法
まずは、同じ職員にも興味を持ち、人間関係をスムーズにするため、他人に寄り添う必要性を感じなければいけません。
一人で介護をすることだけが仕事ではなく、職場のみんなが助け合い、チームワークで良い介護ができるのです。
その上で、他人に少しでも興味を持ち、相手が何を考えているのか?困っていることはないか?何かしてあげることはないか?等、いつでも相手の立場になって考えて行きましょう。
寄り添えない人への対応
寄り添えない人と分かっているなら、失礼なことをされても受け流す事も大切です。相手は悪気がない可能性もありますので、いちいち腹を立てていては疲弊するばかりです。
また、寄り添えない人に心を傷つけられたり、嫌な思いをさせられたら、その気持ちをはっきりと発言する事も大切です。相手は意外と、自分の行動を自覚していません。
感情的にならずに、貴方が感じた気持ちと、なぜそう感じたのかを説明してください。そうすることによって、少しづつ理解を深めていくことができますし、コミュニケーションも円滑に行われるようになります。
まとめ
介護施設では、寄り添う介護のプロが、一緒に働く仲間の職員には寄り添えない事が多々あります。介護の仕事自体は1対1です。仕事とプライベートは分けて考え、仕事さえしていれば良いと割り切って考えている人は、多勢の職員には興味ありません。
興味がないと、相手の気持ちもわからず寄り添うことすらできないのです。
また協調性がない人は、職員同士の付き合いを苦手とする人がいます。しかし、仕事は一人ではできません。介護の仕事は、影で誰かが段取りしてくれていたり、自分が休みの間は誰かが繋いで仕事をしてくれています。そういう事を理解すれば、利用者に対してだけでなく、仲間の職員に寄り添う事が出来ると思います。
それらができず、変わる事ができない人は、やはりいつまでたっても寄り添う事ができないし、寄り添われる事もないでしょう。