こんにちは(^ ^)
介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。
介護施設には、必ずといっていいほど存在する「お局様」
お局って新人をいじめるから怖いよね〜
たかが、お局一人のことなんて放っておけばいいじゃん?って思う人もいると思いますが、侮ることなかれ。
お局一人のために、新人介護士はどんどん辞めていき、ただでさえ人手不足な介護現場なのに、どんどん退職者が出て、介護施設の運営存続問題にまで発展することがあり得るのです。
これは大変な問題だね!
自分も厄介なお局に知らず知らずのうちになっていないか、チェックしてみて下さい。
介護職場におけるお局とは
介護現場におけるお局とは、いつも群れて生息し、他人の悪口や揚げ足取りをして、自分の仕事はそっちのけで、新人をイジメ抜く、意地の悪いおばさんの事を言います。
介護現場でのお局は厄介なことに、新人が入ってきても次から次へとイジメて退職に追い込んでしまい、人手不足がなかなか解消されないと言う、実害があります。
上司に相談しても、上司も面倒な事を避けたいのか、現場で話し合ってくれなどと逃げ腰な場合が多く、なかなか解決できない現状です。
人が定着しないと言われる介護現場では、このお局いじめ問題が本当に多いです。
実は知らず知らず自分がお局になっている?
お局は厄介な存在ですが、実は一番タチの悪いお局は、自分で自分をお局だと自覚していない人です。
同年代のお局を「あのお局、本当に嫌ね〜」なんて、皆んなと群れて陰口ばかり言ってるあなたが実は最強のお局だったりするのです。
「え!そんな事ないわよ」「自分は皆んなに好かれている…はず」なんて思ってる古参の人は、一度自分の行動を見直し、チェックしてみて下さい。
介護職場におけるお局チェック
もしかして私が「お局?」なんて思っている人も、思っていない人も一度チェックしてみて下さい。
いくつか当てはまる人は、皆んなに嫌われる前に、明日から自分の行動を考え見直してみて下さいね。
仲良しグループといつも群れて、他人の粗探しや陰口を言う
今日もあの人ミスしていたわよ。あの人仕事できないわね〜
お局の条件として、一番はやはり「群れて」「悪口を言う」ではないでしょうか。
誰かがミスしたりすると、仲良しグループで「ヒソヒソ」と陰口を叩く。
フォローしてあげる事もせずに、他人の失敗を話のネタとしてばらまく事が楽しい。
周りの人も「ウンウン」とうなづいてくれますが、それはあなたに反対意見を言うと自分がターゲットになるのを恐れて同調しているだけですよ。
イライラしている時は、口には出さないが察してほしい
はぁ…忙しいわ!イライラしているのわからないの?察してくれないかしら!
あなたの心の中まで、皆が察することは困難ですし、誰も興味ありません。
イライラして忙しいアピールで、場の雰囲気を凍らせるのを分かって下さい。
新人さんもどう対処していいかわかりません。察したとしても、怖いので関わらまいと逃げていくだけです。
誰かに手伝って欲しい時は、素直に同じ立場の職員として「手を貸して下さい」とお願いしましょう。
現場のルールを変える時は、必ず自分に許可を得てほしい
私のいないときに、勝手にルール変えるのやめて欲しいわ!自分にまず聞いてからにしてよ!昔からこのやり方なのよ!困るわね〜
現場は常に時代と共に変化します。利用者の状態も変わってきます。
それに合わせて、現場の業務内容なども柔軟に変更していかなければいけません。
お局は古き良き時代のルールを大切にし、変化を嫌います。
ましてや、自分の知らないところで勝手にルールを変えられることは一番腹が立つことでしょう。
変えるなら自分に許可を取ってからにして欲しい、自分にまずお伺いを立てて欲しいと思っています。
もちろん現場の先輩として、お伺いを立てる事も大切です。
しかし、細かいところまで、何でもかんでもお局の許可を取れとなると現場も回りませんし、面倒臭いです。
少しは、他の職員の事も信用し、決まったことは一度受け入れ実践してみて、それで不具合があれば再検討する流れを作る事も大切です。
そうやって若い職員も成長していくのですから。
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若い人より仕事はできないが、歳のせいだと開き直る
私、歳だし膝が痛いから入浴介助やトイレ介助はできないわ〜。あなた若いから、何でもできるわよね!
人間は誰しも老化していきます。
身体的に、厳しくなるのも理解します。どうしても、無理な事もあるでしょう。
それを歳のせいにして、何でもかんでも若い人に任せてしまうのは問題があります。
あなたも若い人も、会社から見たら同じ立場の職員です。
他人がミスすれば大声で避難し、自分がミスすれば歳のせいにする…理不尽すぎます。
身体介助や力仕事を若い人に変わってもらったなら、その分自分が代わりに出来ることをして、お互い助け合うようにしましょう。
自分が一番良く働いていると思っている
私ばかり動いているじゃない?私がいないと現場が回らないわ〜
お局は、自分が一番よく働き、現場に貢献していると思っています。
でも、そんなことはありません。周りが見えてないだけで、影で皆が働いて助け合って現場は成り立っています。
そんなところは一切見ようとせず、若い人が仕事の合間にちょっとお茶でも飲んで休憩している所だけを見つけて、サボっていると非難するのです。
見えないところでも頑張っている人がいる事も理解しましょう。
上の偉い上司とは仲良し
私、部長とも主任とも仲良しだから、何かあったら言ってあげるわよ!
お局は現場では嫌われていますが、上の偉い人には良い顔をするので仲良しな事も多いです。
その辺は年の功で、世渡り上手です。
「いや〜〇〇さん(お局)のお陰で、いつも助かっているよ〜」なんて言われることに、生きがいを感じています。
この場合、偉い人には2パターンあります。
- 現場の事が全く分かっておらずお局の話を鵜呑みにし、お局が現場のリーダーと思っている
- お局の厄介さは知っているが、関わると自分も面倒なことになるから適当に知らんふり
どちらも、役に立ちません(笑)
偉い人と仲良しな事は、悪いことではありませんが、現場の手柄を独り占めしたり、新人の悪口を吹き込んだりするのはやめましょう。
利用者の家族とも仲良しで、自分が1番なんでも知ってる
Aさんの長男嫁さんとは難しい人だから、私の対応じゃないとダメなのよ〜
利用者家族も独り占めします。勤務年数長く、家族とも付き合いが長く、対応も心得ているから、家族と仲良くなるのは当たり前です。
それを自分にしかできない、新人には任せられないと独り占めしてしまいます。
新人が勝手に家族対応をしようものなら「あそこの家族は難しい人だから、そんな言い方したらダメじゃない!」「あそこの息子は毎週土曜に面会に来るから、いちいち電話しないで!」と目くじら立てて怒ります。
その割に、自分が苦手な家族の場合は「あそこの長男は面倒だから、あなたが対応して」などと、人に押し付けます。
家族対応も、皆が同じ対応が出来るように、情報共有をする事が大切ですね。
自分がいないと現場や会社が回らないと思っている
お茶の用意できてないじゃない!新人使えないわ。ほんと、私がいないと現場が回らないわ〜。
介護の現場は忙しいです。業務も毎日同じとは限りません。
日によっては体調不良者が続出で、対応に追われたり、何かしらトラブルがあり人手不足で昼食の段取りが遅れたりする事は日常茶飯事です。
そんな時に限って、お局の目に留まり「何もできていない」「私がいないとダメ」という考えになっていきます。
お局は、お茶の準備やホール対応など現場の最前線で働いていないので、若い人がおしめ交換でトラブルがあり、時間が押していることなんて知る由もありません。
そんなことに気づかず、新人は使えないという思考になっていきます。
なぜ出来ていないのか、原因を考え、周囲の動きをみて自分も動く事が大切です。
マイルールが多く、それに従わない人には腹が立つ
私はいつもこのやり方なのに、勝手に変えないでほしいわね!
お局はマイルールにこだわります。
自分のやり方が一番正しい、昔からこのやり方なのよと主張します。
オシメのあて方一つでも、ルールがあり、聞いてみれば一昔前の方法。
今は、そんなやり方しませんよ?などと意見するようならば、機嫌が悪くなりいじめの対象になります。
自分のやり方も大切ですが、それを他人に押し付けたりせす、自分のやり方は本当に正しいのか?勉強していく事も大切ですね。
まとめ
介護施設に必ずいるお局の条件を書いていました。
その他にもまだまだありますが、書いていくときりがありません。
お局の厄介なところは、新人をいじめて退職に追い込む事です。
ただでさえ人手不足の介護の現場に、せっかく志高く入ってきた新人をいじめ辞めさせることは、この先の未来の介護業界にとっても大問題です。
自分は、いつの間にかお局になっていないか?チャックしてみてください。
もし、当てはまる事があれば、今からでも遅くないので自分の行動を改善していきましょう。