こんにちは(^ ^)
介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。
高齢者の介護施設が増え続けるなか、介護士のみならず、施設で働く看護師の需要も増え続けています。
求人も多数出ているので、「どうせどこで働いても同じでしょ?」と軽く考えていると、あとで後悔する事にもなりかねません。
施設の看護師は、病院と違う部分もたくさんあり、向き不向きもあります。
病院では難なく働いていた人でも、施設に転職してから苦労している人もたくさんいるようです。
ここでは、介護施設に向いている看護師の特徴をあげていきます。
まずは医療と介護の違いも理解しないといけないね
介護施設の看護師には向き不向きがある
介護施設が増え続ける中、看護師の需要も高まってきています。
介護士同様、看護師も人手不足の現状なので、求人も引く手数多です。
しかし、介護施設は病院とは違う部分もたくさんありますので、病院での経験が長く医療の知識が豊富だからと言って、どこでも務まると言うわけではありません。
逆に、病院での経験も浅く、知識や経験が少ないから介護施設は向いていないのではないか?と不安に思う方もいるでしょう。
もちろん、知識や経験も大切ですが、まずは介護施設という環境に適応しなければ、始まらないのです。
介護施設は当たり前ですが、対象は高齢者になりますので、まず高齢者への関心がない人はお帰りください。
「そんなこと当たり前じゃないの!?」と思う人もいるでしょうが、意外にも高齢者が好きじゃないのに介護施設で働いている看護師もたくさんいます。
仕事と割り切っているのでしょうが、やっぱりそんな人は気持ちが態度に出てしまいますので、トラブルやミスも多く、あまり向いているとは思いません。
介護施設に向いている看護師の特徴
ではどんな人が、介護施設に向いているのか「介護施設に向いている看護師の特徴」を、介護施設と病院の違いを交えながら書いていきます。
老年看護(高齢者)が好き
まず介護施設ですから、老年の看護や高齢者が好きでないと務まりません。
中には、仕事だと割り切って、高齢者がさほど好きでなくても施設で働く看護師もいますが、やはりそのような方は、普段高齢者に接する態度に出ますし、トラブルも多くなります。
老年看護に興味がないと、高齢者との信頼関係を築く事が出来ないので、介護施設での勤務は向いているとは言えないでしょう。
苦手意識があると、どうしても仕事が面白くなく嫌になってきます
看護師と介護士の役割の違いを理解している
病院と介護施設は根本的に違います。
そこを分かっていないと、介護士を「看護助手」のように扱い、思い通りにいかないと「使えない」など陰口を言ったり、不満を漏らすようになります。
看護は医療専門ですが、介護士は「福祉」の専門です。
まずは、役割が違うことを理解することが大切です。
他職種との連携が得意
介護の現場では、様々な職種との連携で成り立っています。
まずは、介護計画を立ててケアプランを作るケアマネから始まり、福祉用具専門員やリハビリ、かかりつけ医や訪問看護、訪問ヘルパーなどあらゆる職種が連携して、介護を支えます。
連携に欠かせないのが、報連相(ホウレンソウ)です。
全ての職種が、情報を共有することが大切です。
施設の看護師として、他職種と常に情報を共有し、現場に反映させる心がけが欠けているなら、介護施設ではうまくやっていくのは難しいでしょう。
記録をこまめに書ける
看護師も看護記録を書きますが、介護の現場でも介護記録があります。
看護師も、利用者の状況を記録することが多いです。
看護記録は、病状に関することや異変があればもちろん記録していきますが、変化がなければ省略することもあります。
しかし介護記録は、看護記録では書かない様な細かいことや生活の様子も、書く様になっています。
私も初めは「こんな細かいことまでいちいち書くの?面倒だな〜」なんて思ったこともありました。
また、介護記録では看護で使う専門用語や略語は使ってはいけません。これも面倒です(笑
介護施設で働くには記録をまめに書くことができることも条件になります。
ルーチンな仕事でも飽きない
介護施設は病院と違い、生活の場です。
もちろん急変時はバタバタと忙しいですが、普段は決められたルーチンの仕事を毎日こなしていくことが多いです。
空いた時間はコミュニケーションや、看護の仕事とは関係ない掃除などの雑用もあります。
体調不良や看取りなど特別なことがない限り、毎日同じ仕事の繰り返しになりますので、急性期病棟の様な変化を求める方は、飽きてしまい向いていないかもしれません。
毎日決められた仕事を、飽きずに確実にできる人ならば向いているでしょう。
排泄物の交換や介助に抵抗が無い人
介護の仕事にはつきものの、「おしめ交換」や「排泄介助」は、日に何度もあります。施設によっては看護師はしない所もあるでしょうが、全く無関係ではないです。
便秘な利用者の場合は、看護師が摘便や浣腸をすることもあるでしょう。
時には便の交換や介助ばかりの日もあります。
排泄介助に抵抗がある方は、介護の現場は向いているとは言えません。
まとめ
介護施設が増える中、介護士同様に看護師の需要も増えています。
病院で培った経験や知識を、介護の現場で生かしてみようと考えている人も多いと思います。
しかし、介護施設は病院とは違い、看護師でも向き不向きがあります。
向いていない人が、介護施設に入っても、あとで後悔することも少なくありません。
まずは自分が介護に向いているかどうかの参考にしてみてください。