介護士は仕事中マスクしたらダメ?【介護施設の看護師】

介護の現場
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

インフルエンザが流行る、冬の時期になるといつも話題になるのが、介護施設でのマスク着用問題です。

病院などの医療機関では、マスク着用は当たり前になっていますが、介護業界では施設や事業所によって対応はまちまちなようです。

介護は特にコミュニケーションを大切にする仕事なので、マスクをしていたら「表情が見えにくい」「声が聞き取りにくい」などの理由から、禁止にしている所もあります。

しかし、感染予防の観点から考えると、マスクをしなければ、インフルエンザなどの感染を広げてしまう可能性もあります。

介護士のマスク問題について考えて見たいと思います。

 

 

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介護士のマスク着用の現状

介護士のマスク着用のルールについては、事業所ごとにバラバラのようです。

接遇面でマスク禁止の所もあれば、感染予防のため冬だけマスクは絶対に着用の所や、特にルールはなく職員の意思に任せているなど、対応は様々です。

またマスク着用する場合の、マスクの費用も、自己負担や事業所負担などまちまちです。

 

 

すのナース
すのナース

私が今まで経験した介護施設では、マスク禁止のところはなく、着用は義務な所や、自由なところが多くで、いずれもマスクの費用は会社持ちでした。

 

介護施設でマスクをするのはダメなのか?

介護士のマスクは必要か?と言われれば、看護師の立場から言うと、できるだけマスク着用した方が良いと思います。

介護の仕事は、利用者との距離が近く、大きな声で話しかけたりします。

その為、職員や利用者がインフルエンザや風邪などの感染症にかかっていたら、マスクなしでは安易に感染します。

利用者と介護士のお互いのためにも、マスクは必要です。

マスクを禁止にしている所も、せめてインフルエンザの時期だけはマスク着用をお勧めします。

マスクは接遇面で、利用者やその家族に失礼に当たるとの理由で禁止にしている場合は、張り紙などで「感染予防のためマスク着用しています」と理由説明があれば、利用者も納得されます。

 

逆にマスク着用をしている介護士を見て、「しっかり感染対策をしている」と安心する利用者もいます

 

マスクをするのがダメな理由

マスク禁止にしている場合の理由をあげてみました。

顔が見えない

マスクをすると、顔の大半が隠れてしまい、表情も分かりづらくなります。

円滑なコニュニケーションが取れないとの理由で、禁止しています。

 

利用者に対し失礼になる

昔はあまりマスクをする習慣がなく、高齢者にとって、マスクをしたまま仕事をすること自体が、失礼だと思っている人もいます。

顔を隠したまま、人と接することに難色を示す人がいます

 

声が聞き取りにくい

マスクをして話をすると、声がこもって聞き取りにくくなります。

高齢者は、耳が聞こえにくい方が多いので、マスクをしていると、こちらの言葉が聞こえずコミュニケーションに支障がでてしまいます。

体調が悪いと思われる

「マスク=風邪や病気」というイメージが強い人も多いです。

特に昔は感染予防の概念が薄く、予防のためにマスクをする習慣が少なかったようです。

介護士がマスクをしていると、病気をうつされるのではないか?と心配する人もいるようです。

利用者に不安を与えてしまうとのことです。

 

まとめ

毎年、冬になると「介護士のマスク問題」が話題になります。

介護の仕事は、コミュニケーションが大切なので、マスク着用すると、支障がでるとの理由でマスクを禁止している職場もあるようです。

しかし、感染予防の事を考えると、マスクは重要になってきます。

特に冬場のインフルエンザの時期だけでもマスクをするべきだと思います。

高齢者が、インフルエンザにかかると、命を落とすこともあり、とても危険なのです。

もちろん感染予防には、マスクだけに頼らず、手洗いやうがいもしましょう。

この機会に、感染予防について考えると良いでしょう。