未経験で介護職を目指す人必見!これだけは最低限覚悟しておくべき7つのこと

介護全般
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

高齢化時代となり、介護業界は慢性的な人手不足です。

これから先も介護職の需要も高まり、求人はますます増えていきます。

ハローワークや求人サイトを見ても、介護職の求人はとても多いです。

 

そんな中、介護職未経験の方も、介護の世界にチャレンジしてみよう!と興味を持っている人もたくさんいると思います。

介護の仕事は未経験でできる仕事も沢山あり、人手不足も手伝って、初めてでも比較的採用されやすい仕事だと思います。

しかし、介護職は誰でも出来る仕事ではありません。

高齢者の介護に携わりたいと思う気持ちは素晴らしいですが、いざ入職してみたら「こんなはずではなかった…」と後悔しないよう、最低限「覚悟すべき事」をあげてみましたのでチェックしてみて下さいね。

 

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未経験から介護職に転職できるの?

介護の仕事は未経験でも、就職できる所は沢山あります。

訪問ヘルパーなど事業所によっては、無資格では働けない所や、一部できる仕事が限られる場合がありますが、それでも無資格・未経験でも募集している所は多いです。

事業所によっては、未経験で働きながら資格取得を支援してくれる所もありますので、職探しの時は、そういった点も要チェックです。

自分で探すのも良いですが、好条件の求人をマッチングしてくれる人材派遣に登録するのも良いでしょう。派遣会社が、相手の会社に交渉してくれます。

 

 

未経験で介護職を目指す人が、最低限覚悟すべき7つ

未経験で介護職を目指す場合、「最低限まずこれだけは覚悟しておきましょう」という事をあげました。介護を知らない人が介護職を目指す、最初の入り口です。

介護の仕事は、お年寄りと楽しくお喋りしたり、一緒にお散歩するイメージもあるかもしれませんが、実際はいわゆる「汚い」「キツイ」事も多いです。

すのナース

逆に、それがクリアできれば未経験でも介護職の仕事で頑張ることができますよ!

おしめ交換やトイレの手伝いなど排泄物を扱うことが多い

いわゆる「汚い」仕事です。未経験の方は、他人の排泄物を見たり、トイレのお世話をする事は初めは抵抗があるかもしれません。

しかし、介護の仕事をするにあたっては、これは避けて通れない大切な仕事なのです。

もちろんおしめ交換の時などは手袋をはめてしますが、時には手に排泄物が付いてしまうこともあります。

また認知症の方は、排泄物を手で触り、ベッドや服になすりつけたりする事もあります。

トイレに行くのが間に合わず、便を漏らしてしまい、体や服が便まみれになる事もあります。

そんな時も、嫌な顔をせずポーカーフェイス(上級者になると笑顔で)で処理するスキルが必要にあります。

他人の排泄物にどうしても慣れることができない場合は、苦痛になるかもしれません。

 

体臭や排泄物の臭い

臭いに敏感な方は要注意です。

先ほどのおしめ交換やトイレの手伝いの時は、必然的に臭いが付いてきます。

私も最初は排泄物の臭いに苦労しました。

今では慣れましたが、たまに便の処理が立て続けに続くと、気分が悪くなることがあります。

また、高齢者独特の体臭や口臭もあり、気にする人にとっては苦痛になるでしょう。

おしめをしている人で、よく漏らしてしまう人は、洗濯しても服や布団に臭いが染み付いている事も多いので、部屋自体が臭うことがあります。

 

腰を痛める可能性がある

介護の仕事は腰を使う事も多く、腰痛持ちの人が多いです。

コルセットをして仕事をしている人も珍しくありません。

おしめ交換や、ベッドから車椅子へ抱きかかえて移乗する、入浴の手伝い、中腰で話を聞くなど腰を使う場面が多々あります。

ヘルニアなど持病がある人は、悪化する可能性もあるので気をつけましょう。

仕事に慣れると、腰を痛めないコツも分かってきますが、それでもやはり最初のうちは腰痛になる人が多いです。

力仕事も多く、ベテランでも腰痛に悩まされている人が多いです

 

手を繋いだり抱きかかえたりと、高齢者との距離が近い

距離が近いです。

慣れてしまえば当たり前になってきますが、未経験の方は抵抗を感じる人もいるでしょう。

足元が不安定な人には手を繋いで一緒に歩いたり、足が不自由な人を車椅子に乗せるときに抱きつくようにして抱えたりと、赤の他人との距離が近いです。

スキンシップも必須な事なので、覚悟しましょう。

 

勤務時間が不規則

介護の仕事は、365日24時間休まず稼働しています。

起床の手伝いから始まり、朝食を食べ、夜は寝る準備を手伝いベッドに寝かせる。

夜中もトイレに行ったり、おしめを変えたり、時には夜中に目が覚めて、寂しくなる人もいるのでお話を聞いてあげたりと、介護の仕事は休む間もありません。

そのため、朝早い出勤や、夜遅い退社、夜勤などがあり、スタッフが交代で働いているため勤務時間が不規則になります。

 

パートで昼だけの勤務や、夜勤は免除してくれる所もありますので、面接前に問い合わせてみましょう。働き方は様々です。

 

ほとんどの所が祝祭日は休みにならない

大体の施設は、祝祭日は休みにカウントされません。

なので、祝日があろうがなかろうが、公休は月に8〜9日の固定になっているところが多いです。

もちろん、事業所によりますので、応募前にチェックしておきましょう。

 

お盆や正月、土日は休めない事も多い

お盆や正月も、介護には関係ありません。

また、土日だからと言って必ずしも休めるとは限りません。

人手不足の職場なら、連休も取りづらいかもしれません。

ほとんどのところが、スタッフ交代で働くようになってますので、元旦や大晦日に夜勤が当たる事もあり得るので、覚悟がいりますね。

 

家庭の事情などでどうしても無理な場合は、面接時に相談しておけば、条件を了承してもらえる事もありますよ。


まとめ

未経験で介護の仕事に興味を持っている人もたくさんいると思います。

介護職を目指そうとする気持ちは、素晴らしいと思います。

しかし、介護の世界は綺麗な事ばかりではありません。

何も知らずに就職し「こんなはずでは無かった」と辞めて行く人も大勢見てきました。

新しい職に就くには、多少覚悟は必要です。

介護の仕事ははっきり言って、未経験の人から見たら「汚い」仕事が多いです。

汚い事って、生理的に受け付けない人は、おそらく努力しても無理だと思います。

びっくりする事も多いでしょう。

上記に挙げたことの、最初の覚悟ができていれば、あとは慣れていきますので大丈夫です。

勉強し経験を積んでいけば、介護のテクニックは自然に身についていきますので、覚悟ができたらぜひ介護の世界にチャレンジしてみてください!