映画『ジョーカー』観てきました!【ネタバレなし】メンタル弱い人は注意

お出かけ
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

公開初日に早速観てきましたので、感想を書いていこうと思います。

個人的には大満足で、ホアキン・フェニックスのファンになりました!

音響や映像も素晴らしく、映画館に足を運ぶ価値ありですよ!

 

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映画「ジョーカー」作品紹介・あらすじ

映画「ジョーカー」公式HP

コメディアンを夢見る心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、病気の母ペニー・フレック(フランセス・コンロイ)を介護しながら、二人で生活をしています。

生活は決して豊かなものではないけれど「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」と言う、母の言葉を胸に、ピエロの派遣会社で大道芸人として地道に働いていました。

しかし、仕事での失敗や、同僚からの裏切りによって会社をクビになってしまいます。

さらに持病である精神病のカウンセリングも、行政の予算削減によって打ち切られ、孤独のどん底に落ち、途方に暮れてしまいます。

そこから、転げ落ちるように不幸な事件に巻き込まれ、アーサーは狂気に満ちた悪のカリスマへと変貌していくのです。

 

映画「ジョーカー」US版予告【HD】

映画の背景

この映画の背景には、現代の貧困問題と格差社会がテーマになっています。

映画を観てて、アーサーのカウンセリングの打ち切りのシーンになった時、「あ、これ日本の介護社会の状況に似てるわ」って思ってしまいました。

国や自治体は予算が厳しく、社会保障も容赦無く切り捨て…切なくなりました。

貧困層は仕事も見つからず、孤独で貧しい生活を送らなければならない一方、富裕層は豪華なシアターで娯楽を楽しみ、立派な豪邸に住まう。その格差が分かりやすく描写されていました。

日頃から不満を持っていた市民は、アーサーの事件を機に爆発させ暴動が起きてしまいます。

いつの世も、この光と陰の争いは永遠のテーマだと感じました。

 

アメコミに詳しくない女子でも楽しめるのか?

私は、アメコミには詳しくありません。

全く観た事ないわけではないですが、ざっと観たぐらいで、ほとんど覚えていません。

ただ、たまたまバットマンのダークナイトは観た事があり、そこに「ジョーカーが出てたなぁ」位の認識です。

この映画は、アクションものではなく、一人の人間アーサーが悪の道に落ちていくドキュメントのような映画なので、バットマンを全く知らなくても十分に楽しめると思います。

予備知識は不要です。

もちろんバットマンを知ってる人なら、「あーこのシーンは、あの時に繋がるのか〜」等、もっと楽しめると思います。

一見、男子向けの映画ですが、女子も十分に楽しめますのでおすすめです。

映画館でも、女性も多く見られました。

 

ここからはネタバレではありませんが、 個人的な感想も書いていますので、絶対にネタバレっぽいものは観たくない!って人は観ないでください。責任は持ちません。

 

精神的に弱っている人は要注意?

この映画はR15指定です。暴力的なシーンがあります。性的なシーンは、ほとんどありませんでした。

主人公のアーサーは「時と場所を選ばず、突然笑い出す」という精神病にかかっています。

精神病なので、容赦無く暴力を振るったり、可笑しな言動をしたりします。

精神的に参っている人が観ると、ちょっと落ち込むかもしれません。

Twitterでも、色々な人の感想を観て観ると「トラウマになる」などのコメントも出ていました。

私も、この映画の感想を一言で表すなら「何とも重苦しく、切ない気持ちになる」でしょうか。

映画を観終わった後、いまいちスッキリせずドヨーンとした気持ちになりました。

しかし、それは決して期待はずれではなく、むしろ期待していた重苦しさなので良かったです。

また、妄想シーンも随所にあり、観ているとどこが妄想なのか?どこから現実なのか?わからなくなってきます。

それは、ストーリーが進むにつれ、段々と「あ、これ妄想か〜」と気づいたりもしますが、はっきりと答えが出ないシーンもあり、結局この映画自体全部妄想なのか?とも考えられるほど、面白い作りになっています。答えは謎のままですが…

すのナース

何だか、もやもやする映画でした

ストーリーの展開

この映画は、アクションものではありません。

ヒューマンドラマのような、一人の人間が悪に落ちていく様を描いたものです。

なので、ストーリーは、だいたい自分が想像していたものを裏切らず、予想通りに展開していきました。

派手なアクションはなく、ひたすら主人公の不幸で暗い人生の成り行きを描いたものなので、好き嫌いが分かれると思います。

人によっては、退屈したという意見もありますが、私は大満足で最後まで飽きる事なくしっかり観る事ができました。

 

アーサー(ホアキン・フェニックス)の演出

映画の途中で、アーサーはよく上半身裸のシーンが出てきます。

その姿は、ガリガリで骨が出ていて痩せていて、とても男らしいものではありません。

しかし、ガリガリなのに、私はすごくセクシーさを感じました。見せ方がうまいのでしょうか?

哀愁漂う、あの貧弱な体が逆に男らしくキュンとしてしまいましたw

劇中、アーサーのダンスシーンも多数ありますが、あのしなやかなダンスにも目を惹かれます。

あとは、何と言ってもあのピエロのメイク顔。決して綺麗に塗られたものではなく、涙や血で崩れたメイクですが、何ともセクシーでゾクゾクしてしまいます。

 

そして、それらに合わせた音楽も素晴らしく、大満足の映画でした。

 

 

まとめ

アメコミに全く詳しくない私でも、十分に楽しめた作品です。

鑑賞後ちょっと、心が暗い気持ちになりましたが、総合的には大満足です。

星4つですね!★★★★☆