介護施設の夜勤の仕事内容の大半は、排泄に関することだと気づいた【介護なしではトイレに行けない】

介護の現場
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

 

 

介護施設の夜勤って、どんな仕事をしているの?

 

夜中の見回りや、急変時の対応かな。でも一番多いのが、トイレ介助や、おしめ交換などの排泄の介助がほとんどだね

 

 

すのナース

よく考えたら、夜勤の仕事の大半が、排泄に関わることばかりだね

 

 

なんか切なくなってきたなぁ。。。心折れそう(汗

 

でも、それだって立派な介護の仕事だからね。自信持って!

 

 

 

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介護施設の夜勤の仕事内容5つ

介護施設の夜勤の仕事は、主に下の5つに分けられます。

その他、施設によっては就寝介助や、起床介助など他の仕事もあるかもしれませんが、だいたいこれらが基本となります。

また、施設によって夜勤の人員は、2人体制や1人体制など違いがあります。

1人体制だと、これらの業務を1人でこなすので、大変な仕事になります。

 

夜間急変や事故など緊急時の対応

夜間に体調不良や転倒事故などの緊急事態が発生した場合、速やかに対応します。

場合によっては救急車を呼んだり、医療機関に連絡したりと、冷静かつ迅速な対応が求められるでしょう。

 

転倒事故や、ご臨終などはなぜか夜間に多く、夜勤者は一晩中気が抜くことができません。

 

定期的な見回り

夜間は利用者は居室で休んでいますが、居室内で倒れている場合もありますので、何か異常がないか、2〜3時間おきに各部屋の見回りをします。

「見回りをしていて、トイレで倒れているところを発見した」

ということはザラにありますので、たかが見回りといえども、手を抜くことはできません。

 

ナースコール対応

利用者の各部屋には、ナースコールがあり、体調不良や困ったことがあった時は、コールを押してスタッフを呼びます。

スタッフは、コールの対応をします。

実際には「眠れない」「喉が渇いた」「今何時?」「さみしい」「押してない(ボタン押しながら)」など、どうでもいい緊急的な内容でないものがほとんどで、ナースコールに振り回されて疲弊してしまう事も多いです。

 

おしめ交換やトイレの介助

高齢者は夜間のトイレの回数も多く、自分でトイレに行くことができない人の介助や、おしめ交換の仕事が多いです。

先ほどのナースコールも、大半が「トイレに行きたい」という訴えが多く、夜勤のほとんどの業務は排泄に関することです。

多い人で、1時間おきにトイレに行く人もいますので、さっき行ったばかりなのに…と、スタッフも疲れ切ってしまいます。(生理現象なので仕方ありませんが…)

 

夜間の様子を記録する

これら夜間に起きた出来事や、様子を全て一人ずつ記録する事も大きな仕事です。

特に夜間の様子は、夜勤に入らない人には分かりません。

それらの情報を共有するために、しっかり記録をつけます。

 

 

夜勤の仕事内容の大半が、排泄に関すること

夜勤の仕事のほとんどは、おしめ交換やトイレの介助(トイレまでの移動や、下着の上げ下げ、便座に座る手伝い)と言っても過言ではありません。

 

急変時の対応は、毎日あるわけではありませんが、排泄介助は変わらず毎日あります。

それほど、高齢になると、自分で排泄ができなくなるのです。

そして排泄に関してのプライドは、かなり高齢になっても持っています。

 

また夜間になると、昼間よりトイレの回数が多くなる人や、尿量が異常に多くなる人が多いです。

排泄に関する事の具体的内容は、

  • おしめ(パット)交換
  • 尿(便)量多くておしめから尿(便)が漏れて、シーツ交換や服の着替え
  • 部屋での放尿の処理(床や布団や服の片付け)
  • (ポータブル)トイレへの介助

これらが、一晩に何回も繰り返します。

 

特に、トイレの介助は、ある程度しっかりしている人ならいいのですが、ほぼ自分では立つ事も手すりに捕まることも、何もできない人の場合、一晩に何度もコールがあると、ちょっと気持ちが萎えてしまいます。

心の中では「夜中はおしめにしてくれ〜」と言いたいところですが、そこはグッと我慢して仕事に専念します。

 

高齢者の転倒事故で多いのが「夜中にトイレで転んだ」といったパターンです。
それくらい、夜間の高齢者と排泄の因果関係は深いのです。
自宅で家族の介護をしている人は、この夜中の排泄で疲れ切ってしまう人も多いようです。

まとめ

夜勤の仕事内容のほとんどが排泄に関することです。

高齢になり、自分でトイレに行くことができなくなった人は、おしめになったり、ポータブルトイレを使ったりします。

もちろん排泄の手伝いは、昼間もありますが、夜勤はスタッフがグッと少なくなり、1人体制のところも多く、利用者全ての排泄を夜勤がまかないます。

また、自分でできる方もいますが、夜間は特にトイレでの事故も多く気が抜くことがないよう気をつけましょう。