社会人から准看護師になるために通った看護学校という所が、最高にキツかった話

自分のこと
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

 

世の中不景気が続き、求人もなかなかない状況。

そんな中、不景気にも関わらず、求人欄をいつも賑わせているのが「看護師募集」です。

 

単純な私(30歳代)はそれを見て「よし!看護師になろう!」と一念発起し、看護師になる方法を調べ、あれよあれよと看護学校に通うことになったのです。

 

当時は医療とは全く違う仕事をしており、周囲からは「社会人から看護師なんて無理だよ」とか「しんどいからやめたほうがいい」など、反対意見しかありませんでした。

 

すのナース

しかし、今では立派な?ナースとして働いています。

 

准看護師になる為には、看護学校に通いますが、その看護学校という所が、全くもって曲者で、今まで体験したことのない、地獄の様な苦悩の日々を味わいました(苦笑)

 

今となっては、微笑ましい思い出や笑い話ですが、当時はとても苦しかったです。

これから看護学校に通うあなたの参考になればと思い(なるのか?)、看護学校の思い出を書いてみました。

 

 

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なぜ正看護師ではなく准看護師?

当時は正看護師になりたいと思いましたが、社会人から正看護師を目指すには、金銭面や時間の面など、様々な壁があり断念。准看護師を目指しました。

 

すのナース

しかしこれは裏を返せば、准看護師は社会人からでも、十分に目指すことができるということです。

 

実際、看護学校には社会人からの入学や、子育てしながらのお母さん、50歳代後半の元気なお姉様方など、バラエティに飛んだ世代の人がいました。

 

そもそも正看護師と准看護師の違いは?

そもそも、看護師と准看護師って何が違うの?と、思われている方も多いでしょう。

1番の違いは、看護師は国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事資格となります。

准看護師の職務は、「医師・歯科医師・看護師の指示のもと、診療補助や療養上の世話をする」ことであると保健師助産師看護師法により定義されています。

看護師が自発的に判断や指示をして看護を行っていくのに対し、准看護師はあくまでも「指示を受けてから」でないと看護が行えないことになっています。

 

仕事内容は、どちらも変わりがありません。

 

准看護師は自分の判断で業務を行うのではなく、あくまで指示のもとに動くということが大きな違いです。

 

 

社会人から准看護師へのルート

准看護師になるには、2年間准看護師の養成所に通う必要があります。

受験資格は中学校卒業の学歴でオッケーですので、誰でも受験することは出来ます。

受験倍率は高いので、高校受験程度の勉強は必要だと思います。

 

学校によって異なりますが、全日制のところや、半日制(午前中や午後のみの授業など)のところがあり、働きながら通学できる所も多いです。

 

しかし、最近は准看護師の制度を廃止する動きになっているので、准看護師養成所の数も少なくなり、入学するための受験倍率もかなり高くなっているのが現状です。
准看護師廃止の方向ですが需要は多く、中小の病院や精神科病院、クリニックや介護施設などには欠かせない存在です。仕事先にはこれからも困ることはありません。

 

社会人から准看護師になるために通った看護学校が、最高にキツかった話し

ここからは、人生で最高にキツかった看護学校の思い出をまとめてみました。

今となっては良い思い出です(苦笑

2年しかないので毎日がテスト週間

准看護師の学校は2年制でした。

2年生になると、授業のほとんどが病院実習になるので、その前に1年生のうちに学科を勉強し知識を叩き込んでおく必要があります。

准看護師になるための知識は、それはそれは膨大で、それを一気に詰め込み、それぞれの科目を取得しておく必要があります。

そのため、ひどい時は毎週何かしらの教科のテストがあり、テストを終えてもまたテストといった毎日がテスト週間という地獄を味わいました。

それも、テスト範囲が何百ページという教科書1冊まるごととか、ありえない範囲の多さもキツかったです。

とにかく、短時間で知識を詰め込むので、准看護師は広く浅くといった感じです。

 

実習中は課題や記録に追われ睡眠不足

先ほども言いましたが、2年生になると本格的に病院実習になります。

病院実習とは、実際に病院に入り、現場の看護師の指導者から指導を受けながら、受け持ち患者を持って看護をしたり、検査やオペの介助や見学をしながら勉強していきます。

実習自体は、看護師になった気分で楽しいのですが、何が大変かというと、実習は記録や課題が多くとにかく書き物が多いことです。

とにかく記録が多いのです!(2回目)

看護学生のほとんどが、この記録地獄で慢性的な寝不足になり、地獄を味わうのです。

 

すのナース

私はこれが一番辛かったです

 

 

年齢層が幅広く人付き合いが難しい

准看護学校には、働きながら通えるというのもあって、様々な年齢層の学生がいます。

下は18歳から、上は60近くの方まで様々です。

さらに、女性が多いことから、付き合いがとても難しいということです。

皆さん大人なので、いじめまではいきませんが、地味に仲間外れなんかもありました。

学生時代は無難に過ごすために、色々気を使う毎日でした。

 

 

実習先の若い看護師に厳しく指導される

病院実習に行くと、現場の看護師が指導者として学生を指導してくれます。

中には優しい人もいますが、ほとんどが学生には厳しい看護師ばかりで、気が弱い学生はあまりの厳しさに泣いてしまう人もいました。

厳しいだけならいいのですが、明らかに学生を見下している感じで、挨拶すらしない笑顔すら見せない、理不尽な看護師も多かったです。

指導者の看護師は若い方も多いので、自分より年下の若い指導者に偉そうに言われるとカチンと来ることがありましたが、そこはぐっと我慢しました。

しかし、家に帰ってからも思い出しては悔しくて泣けて来ることも多く、それはそれは地獄のような日々でした。

 

社会人から准看護師になるために、通った看護学校まとめ

社会人から准看護師を目指すために通った看護学校の大変だった話をまとめてみました。

看護を目指すには、人の命を扱う為、多くの知識や経験が必要となります。

また看護師の仕事は心身ともにとてもハードです。

中途半端な気持ちではこの仕事は務まらない為、看護学校の厳しさを乗り越えるだけの根性も、ある意味必要なのかなぁと、今となっては感じます。

現在は准看護師として働いている身としては、学校は大変だったけど、そのおかげで今は資格を活かして職に困ることなく、准看護師として充実した日々を送っています。

今、准看護師を目指してみようか迷っているなら、私は全力でオススメしますよ。

学校はとても大変だけど、2年で終わります。

ぜひチャレンジしてみてください!