看護師と介護士はなぜ仲が悪いのか【埋まらない溝】

介護現場への疑問
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こんにちは(^ ^)

介護施設で働くゆるふわ看護師 すのです。

 

介護業界ではよく

看護師が上から目線だから嫌い

介護士看護師の言うことをきかないから嫌い

 

など、看護師と介護士の不仲さをよく耳にします。

 

このような感情の要員の一つとして

お互いの職種の違いを理解していないからです

 

まずはお互いに理解し合い、尊重できる関係を築くことが重要です。

ここでは看護師と介護士の違いについてまとめてみたいと思います

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看護師と介護士の違い

看護師とは

医師の指示の下で、患者の診療の補助や患者の日常生活の援助を行います。

血圧や体温、脈などの測定を行ったり、注射や点滴、採血などの医療行為、食事やお風呂といった身のまわりの世話など専門知識を用いて患者さんの命を守る仕事です。

 

介護士とは

要介護者などの日常生活をさまざまな形で支援していきます。

具体的には、着替えの介助、食事介助、排せつ介助、入浴介助、口腔ケアなどを行います。

その他、施設で働く場合にはレクリエーションを行うことも介護士の仕事です。

無資格でも働くこともできますが、介護職員初任者研修介護福祉士実務者研修を経て介護福祉士の国家資格を取得することができます。

 

なぜ不仲なのか

お互いの職種の役割を理解していない

上記で説明したように

 

看護師は診療の補助や療養上の世話といった「医療職」

介護士は要介護者やその家族の生活を支える「福祉職」

 

同じ職場で働いていますが、このように考えると職種が違います

職種が違うということは役割も違ってきます

 

すの

同じ仕事をしていても、習ってきた教科書が違うので、目線や考え方も違います

看護師は介護士の上級職だと思っている(思われている)

給与が介護職より高い

先ほど述べたように、そもそもの職種が違います

一人前の看護師になるまでの過程もそれはそれは大変なものですし、知識も違います。

しかし、給与が高いから「偉い」という考えはやめましょう

 

看護師が上から目線

これはどこの施設でもよくある事ですが、

看護師が介護士を助手のように扱い、自分達は指示を出すだけで面倒なケアや汚物処理などを介護士に丸投げし、不評を買うパターンが多いです。

 

加えて、当然ですが介護士は看護師に比べ医療の知識に乏しく、それを見下している看護師がいるのも確かです。これではお互い仲良くすることはできません。

 

介護士が一方的に看護師を妬んでいる

自分達は毎日24時間一生懸命介護をしているのに、利用者の急変時やいざとなった時、医療行為や医学的判断をすることができません。そんな時は看護師しか対応できないので、妬ましく思うようです。

 

毎日見ているのは自分達(介護)なのに、何かあった時だけちょこっときて偉そうに指示だけ出して自分の手柄のように帰っていく

処置の時だけ来てあとは詰所で座っているだけ

 

施設によって違いはあるものの、基本的にはオシメ交換や入浴介助などは介護士がやり、

看護師は検温や薬の管理や医療行為だけで楽そうでズルいと思っている介護士もいるようです。

 

そもそも人間性の問題

これはもう職種に関係なく、その人の人間性によるものも一つの要因です

悪口や陰口を言う。仲間外れにするなど気に入らない人を個人的に攻撃する人です。

 

そういう人は介護の世界ではなくても、サービス業や事務職になっても同じ職場の人と軋轢ができてしまうでしょう。

 

 

良い関係性作るためには

よく看護師が介護士の教育をするという施設がありますが、

アドバイスをする程度なら良いと思いますが、やはり介護は介護の上司や責任者が教育するべきだと思います。

 

なんども言いますがお互い考え方や目線が違うのです

 

まずはお互いの職種の役割の違いを理解し、自分の職種に誇りと責任を持ちましょう。

その上で、相手の職種を尊重することが大切です。

 

看護と介護は重なる部分がありますが、基本的には別物です。

さいごに

ここに挙げたことは、私が感じていることで

必ずしも全ての事例に当てはまることではりません

そのほかにも様々な要因があると思います。

介護の仕事は、毎日ストレスにさらされています。

そして比較的年配の女性の多い職場で閉鎖的です。

 

やはり最後は人間性の良し悪しにかかってくるのかなぁと思っていますが、まずはお互いの職種を見直してみることから始めて見ましょう。